購入から7ヵ月経ってからのレビューです。草
このClubSport Wheel BaseはFANATEC公式から購入しましたが、まさかの1週間目で・・・など早々に色々味わった部分もありますので購入を検討している方は参考になる?かと思います。笑
「FANATEC」ってどこの国のメーカー?
公式に掲載されていますが、
製品開発はドイツで行い、生産は主に中国で行われているとの事です。確かに製品にはMade in Chinaと記載あり。
最初の創業は1997年と約20年程経っていて意外とベンチャーテックでは無くシミュレーターハードの中では歴史があるメーカーかもしれませんね。
只、一般の人は普通知らないと思います。笑
なぜにFANATECを選んだのか?
社会人になってからずっと「ステアリングホイール欲しいなぁ」と思いつつも、なんだかんだで伸び伸びになりタイミングも良く分からずずっと購入せずな状態でした。
ロジクール社製のG29は某家電メーカー店で良く見かけたので「これ、良いなぁ」としょっちゅう思っていました。笑
ステアリングホイールは欲しいと思いつつもネットでは調べていなかったので、基本数年前はロジクールくらいしか知りませんでした。
ゲームのハードウェアの中では比較的高価格なハードですので、そこも躊躇した部分かも知れません。この時はこんな事になるとは思ってもいない。笑
その後、何かのタイミングで「thrustmaster(スラストマスター)」というメーカーから、ステアリングが外せるハードがある事を知ります。最初見た時は「何これ!?カッケー!!」と飛びついて買うパラメーターが一気に80%くらいまで上昇。
しかもステアリングでフェラーリやらアルカンターラを採用したステアリングもあるじゃないですか!!
そしてタイミング良く、知り合いがフルバケ設定のthrustmasterを持っていて運良く体験も出来ました。そうなって来ると益々欲しくなる。でも、自身の良く無い部分が出て来るんです。笑「これとこれの組み合わせが良い!!」只、高い。w
そして悩み疲れて再びフェードアウト。。
それから数年が経ち、たまたま「レーシングシミュレーター屋」という存在を知り「何これ、これは一回行かざるを得ない」となる訳です。
そのレーシングシミュレーター屋で使われていたのがこのFANATEC ClubSport Wheel Baseだったんです。
なので最初は「FANATEC」って何?でした。
シミュレーターソフトウェアはAssetto Corsaでコースは鈴鹿だったかと思います、走って早々衝撃的でした。
リアルかどうかは置いておいて「これはゲームでは無い」と素人でも直ぐに思える何か分からない衝撃。
それがフォースフィードバックの衝撃なのか、ブレーキペダルの重さの衝撃なのか、はたまたステアの重さの衝撃なのか。。
あっすいません、少しふざけました。
この体験から自身の中では「もうFANATEC買おう」に切り替わっていましたが、この時は価格は知りません。草
FANATECのサイトを見て「嘘でしょ?」という感覚に陥ったのは憶えています。
thrustmaster案、ロジクール案も復活はしましたが、自身の性格上「結局、買い替えるでしょ?」と脳が反応する。
とにかくレーシングシミュレーター屋さんで体験したインパクトが強烈過ぎて、妥協出来ない状態になっていました。
すみません、前置きが凄く長くなりましたが自身がFANATECを選んだのは以下です。
- 設定次第でパワステ無し??の様なステアリングを体験出来る
- リアル志向 ← 後々、某レースに出ている実車を軽く運転しましたがステアの重さや感覚は近しいと思います
- 後悔したくない。笑
FANATECのClubSport Wheel Base V2.5がマッチしそうなユーザー
- 可能な限りリアルが良い
- 所有感が欲しい
- 色んなステアリングを交換して楽しみたい
ゲーム感は薄れるリアル志向のレーシングシミュレーションハードウェア
この記事の上記セクションの「なぜFANATECを選んだのか」でも記載していますが、このデバイスだけで「完全なリアル(実車)」までは行きません。
当たり前ですが、実車は
- 段差を超えた際のタイヤ・足回りからシートに伝わる振動・衝撃
- ステアリングを切った際のタイヤ・足回りからシートから伝わる感覚
- アクセル、ブレーキを踏んだ際のタイヤ・足回りからシートから伝わる感覚
- コーナーを曲がる際のタイヤ・足回りの感覚
を全て体感する事が可能ですが、Wheel Baseのみだとステアリングのみですので体感出来ても以下です。
- 段差を超えた際はステアリングを握った手から伝わる振動・衝撃
- ステアリングを切った際はステアリングを握った手から得る感覚のみ
- コーナーを曲がる際のアクセル・ブレーキ操作の「滑る」という感覚
を、基本Wheel Baseのみだと全て「手」から情報を得る事になるので、完璧なリアルではありません。
ですが特に分かり易い感覚としてコーナーで「あっこれ以上アクセル踏むと滑るな」という感覚は手の感覚だけでも十分に得られるかと思います。
PlayStationでは使用出来ない【PC向け】&少し敷居が高い
PlayStationでは使用出来ない
このClubSport Wheel Base V2.5ですが、残念ながらPlayStation向けでは無くPC向けになります。
※只、公式ではありませんが裏技を使えばPlayStationでも使用出来るそうです
少し敷居が高い
また別の記事で詳しい内容を別途書こうと思いますが、PC用途ですのでコンシューマーとは違い使用するまでの敷居は高いと思います。
コンシューマー使用であればUSBを挿せば簡単に利用可能と思いますが、このClubSportWheelBaseをPCで利用するとなるとこの製品以外の知識も多少なりとも必要になってきます。
- プレイしたいレースシミュレーターが動作するスペックのPCが必要
- 自身で作成する自作PC
- PCショップで販売されているBTO PC
- 上記に伴い最低限のPC知識
- Windowsなどの最低限知識(インストール・アンインストールを問題無く行える)
- ハードウェアをOSで利用出来る様にするドライバの意味理解
- 調べるのが苦じゃない
- 英語圏サイトも翻訳して調べられる
Windowsのバージョンや、FANATECが提供しているドライバのバージョン相性などで正常に動作しない事もあったりしますので、
「調べるのが苦じゃない」という忍耐が多少無いと厳しいかもしれません。
設置場所
設置場所は「重要」になってきます!この部分は自宅環境によって様々と思いますので、自身の体験として記載しておきます。
購入直後、実は強化ガラスのデスクに設置していました。笑
当たり前ですが「オススメはしません」
机などに設置する場合、ClubSportWheelBase本体以外に別売りで販売されているクランプを使用し挟んで固定します。
が、強化ガラスと言えガラスはしなります。割れる危険があるので本当にオススメしません。
自身も「これはいつか割れるな、ヤバイ。。。」と思いつつも何とかやっていましたが、途中で流石にやめましたね洒落にならないので。汗
しなる上にフォースフィードバックの衝撃も相当ですので、尚更危ないです。
机に設置
その後、天板が2.5~3cm程の厚みがあるデスクにチェンジして固定していますが、流石に厚さと重さがあるのか非常に安定しています。
只、クランプで挟んでの固定ですのでやはり天板に傷がついたり、塗装が剥げたりします。。。
部屋にスペースがある場合や、デスク天板を傷つけたくない場合は「レーシングシミュレータースタンド」を利用する事をオススメします。
どこで購入出来る?どこから送られて来る?
FANATEC日本語公式サイトで購入出来ます
1、2年前までは結構購入し難かったみたいで、購入のし辛さなのか某オクなどで相当価格が上げられて販売などされていたそうです。
が、私が購入した直後辺りから日本語対応しているページが出来たりと購入は大分し易い状況になっています。
どこから送られて来る?
私も購入前は「ドイツかアジアのどっか?から来るのか?」と思っていましたが、日本に代理店があり在庫があればそこから(東京)送られて来ます。
「1~2週間かかるのかな?」と思い「気長に待つか~」と思っていましたが3日程で到着したと思います。笑
商品単位の別口で届くので例えば以下を同時購入した場合、その個数分の梱包で届きます。w
- ステアリング
- ホイールベース
- ペダル
- ロードセルキット
- クランプ
なので、上記であれば5口で届くので覚悟して下さい。めちゃくちゃ場所取って邪魔です。笑
故障した際は「海外」へ送り返すの??
この記事で最初に記載した「1週間で・・・」を回収する時が来ました。
そう、私が購入したホイールベースですが当たりだった様です流石、俺。ww
購入して1週間程経って本体のスタートボタンを押しても何も反応しない!!何故に!?何も悪い事してないよ。w
そもそも本体電源が入らないので「ドライバ」は関係無い、ACアダプタか本体側ハードのどっちかの初期不良だろうとサクッと確認するとACアダプタに付いているLED(青)が光っていないでは無いか。
電源はしっかり挿さっているのでACアダプタがお亡くなりになった様でした。さあて、面倒です。笑
とにもかくもFANATECの会員ページからログインしてサポートに問い合わせを行いました、まだこの時は英語メインページでしたので日本語→英語翻訳を行いサポートに問い合わせる。
半日程して返信有り(仕事速い)で「この住所に送ってくれい」と。住所は東京になっていて、海外へ発送なのか?と思っていたので拍子抜けしましね。笑
それから指定した場所へ発送し1週間弱で戻って来たので、全ての対応が日本国内で行っているかは分かり兼ねる部分はありますが、
交換系や簡単な修理に関しては国内で対応していると思われます。
サポート対応も悪く無く、私的には何の問題もありませんでした!
FANATEC ClubSport Wheel Base V2.5の写真一覧
上記で記載しています、デスクにクランプで固定しての写真はこれになります!
デスクに厚みと強度があると安定するので、もしデスクを新たに購入・用意する場合は可能な限り厚みと強度、重量があるデスクをオススメします!
フロントはアルミで質感もバッチリで、インテリアとしても良き。あるだけでカッコイイと思います
ステアリングを挿す部分ですね!
クイックリリースという機構のステアリングであればネジ固定無しで取り付け、取り外しが簡単に出来る機構になります!
本体サイドはアルミ?を採用していて放熱対策が施されています。
本体裏側には排熱用のファンが設置されています。
本体上部はスケルトンになっており、本体内部の一部が見える状態です。
このClubSport Wheel Baseはベルトドライブですので、ステアリングを動かすとベルトが稼働している状況を見る事が出来ます。
FANATEC ClubSport Wheel Base V2.5のまとめ
レーシングシミュレーターハードを販売しているメーカーは幾つかありますが「一番高いから良い物」とは限らないかなと思っています。勿論、高い物は「何かしらの理由」があります。
が、高ければ良いという物では無く、レーシングシミュは「自身に合っている物」が一番良い物かと思います。
まぁ、これを探すのが簡単では無い事も事実です。笑
合っている合っていないはまず「体験」して探すしか無いので、気になった製品が体験出来るシミュレーター屋さんがあればガンガン行く事をオススメします。
FANATEC ClubSport Wheel Base V2やV2.5を採用しているレースシミュレーター屋さんは探せば、最近は多いと思いますので気になった方は是非体験してみて下さい。
リアル志向で良い製品に間違いは無いので、是非味わって貰いたいです!
